ご主人におねだり中
お待ちかねのマッサージ
もみもみ
もみもみ
◆
ドライフードを粉にして、お湯で溶いて混ぜるときに使っているミニ泡だて器が去年の11月に先端が割れて壊れた。
経年劣化ではあったけれど(身代わりに逝ったか?)と思った。
それくらい珍しい壊れ方だった。
長い間ありがとう。
ミニ泡だて器に心の中でお礼を言った。
ミニ泡だて器はトムさんの病気が深刻になって、強制ご飯を作り出したときに買った。
2012年頃だろうか。
当時、ネットで探したけど売ってなくてお店に探しにさまよった。
ようやくFrancfrancのカップコーナーで見つけた。
ミニ泡だて器は、マドラーとして売られていた。
ミニ泡だて器は、粉ご飯を素早くお湯と上手く混ぜれて、これが無くては強制ご飯が作れない。
手放せないものとなった。
それで後日、買い足しに行ったけれど、二度と売って無かった。
あの日、ミニ泡だて器に出会えたのはすごく幸運だったのだ。
何か見えない力が(そんなに欲しいならお前にミニ泡だて器を授けてやろう)とでもいった感じに売り場に置いてくれたのかな。
そして約10年後。
ミニ泡だて器はネットですぐに見つかった。
あのときの苦労は何だったのか、と思う程あっけなく買えた。
世の中は随分と変わった。
猫の療養食も豊富になっているわけである。
以前のより、混ぜやすい気がする。
マドラーより、作りがしっかりしているのかもしれない。
シャカシャカシャカシャカ。
かき混ぜる音がするとルパンはサッと隠れるか、体勢を低くしてこちらを(いやーん)という顔で見ている。