こっそり様子を伺うフジコ
ご主人を見上げるトムさん
トムさんが牛乳を飲んでいて、じゃあちょっと大物を運ぶかと移動したら「うぉぉぉぉぉん」と声。トムさんを踏んでいた。いつの間にか足元に来ていたらしい。何ともなかったんだけど痛かったらしく、それ以来、私が近づくと飛び上がるようにして逃げていく。踏まれないように大層警戒しているご様子。(ため息)
このところトムさんは階段の上り下りの勢いが良い。それに体をうんと伸ばして寝ていることも多くなった。もしかしたらご主人がせっせとマッサージをしているおかげかも知れない。私もマッサージを試みるのだけど「我慢も限界!」と言ってすぐに去って行くのであまりできていない。
そのくせ私がキッチンでごそごそしていると、のこのことトムさんがやってきて、静かに座りごはんをリクエストする。黄色いご飯を食べさせると、一旦去って、ふたたび現れて「白いご飯」をリクエストする。すべてを平らげると、お口のまわりを拭かれないように小走りに去って、ちょっと先で立ち止まるとぶるぶるぶる、と口まわりについた液体を飛ばす。掃除をしてごはんの器も片づけて、やれやれ夕飯の用意でもするか、と思ってゴソゴソしていると、トムさんがふたたびのこのことやってきて「ごはん、おかわり」と言う。高校生のような食欲だ。そうかと思えば、あまり食べないこともある。体調がころころ変わっているんだろうな。