朝イチの日向ぼっこ。
ほんじつ、ご主人がギョーザを焼いたときのこと。お湯を入れて蒸し焼きしたところ、ジュワーッ、の音にトムさんは驚き、テーブルから飛び降りて部屋から脱出、、、を図るもドアが閉まっていて、冷蔵庫の脇からそっと様子を見ていた。ご主人と目が合うなり「驚いたやんかー」と文句を言った。でも、ご主人が名前を呼ぶと、その怒りもどこへやら、ご主人の足元でスリスリーと八の字を描いて、とっておきのネコナデ声で返事した。
さきほど、トムさんは布団の中へもぐろうとして失敗した。いつも、布団の隙間にもぐりこめず、ひたすら布団をめくりあげてしまう。その不器用な様子を後ろからこっそり見て、にやにやしていたのだけれど、こちらを振り返ったので、慌てて見てない振りをした。そしたら、椅子に腰かけているアタクシの膝を下から眺めはじめた。このところ、トムさんは膝の上にジャンプして飛び乗ることが難しいらしく、抱っこしてのせてもらうか、遠回りして卓上から膝を目指すかしなくてはならない。
抱っこすると、不満げな声を漏らしたが、膝の上にのせると、クルッと丸くなって落ち着いた。トムさんはとても暖かい。