胸に谷間ができてるよ!
痩せてからというもの、お腹あたりの皮がだるーんとしてる。まるで着ぐるみのよう。中に小さなおっさんが入っているかもしれない。
そう言えば「チックとタック」というお話を国語で読んだことがあるのだけれど、それは時計の中にチックとタックというふたりの小人が住んでいるというものだった。小人の名前からして海外のおとぎ話だと思っていたら、最後に「わさびがいっぱいの寿司を食べる」というくだりがあって、舞台が日本ということに唖然とした記憶がある。
そして授業では「わさびをたっぷり塗ったお寿司を食べさせるなんてかわいそうだと思います」とか、「主人公を殺す相談をしていたのに、わさび攻撃は甘いと思います」とかそんな意見が出ていたように思う。
でも、どんなことを学ぶためのお話だったか覚えてない。
アタクシとしては小人が時計の音を「チック」「タック」と交互に声を出していることに疑問を持ったし、小人の存在をすんなり受け入れているみんなをどうかと思った。
大人になってからこの話をしたら「そんな時計は見世物にする」とかそんな意見を頂いた。なるほどね。今、自分が読んだらどう思うのかと思い、久々に読みたいと思って探してみたら、
光村ライブラリー〈第1巻〉花いっぱいになあれ ほか や、
くじらぐもからチックタックまでに収録されているらしい。
そうそう、なにを言いたかったというと、小さなおっさんが入ってるとかそういう発想の原点はチックとタックの影響があるのではないかと思う。