仕方がない、っていう顔
アタクシが撫でると、どうしてこうなのか
先日、ご主人が部屋に入るなり「やられた!」と叫んだ。引き出しをあけっぱなしにして、部屋を数分間、留守にしていたところ、強盗にあったのだ。被害は耳栓。慌てて、容疑者の所在を確認するも、ベットの上でフジコはお休み中、ルパンは体を伸ばしきってリラックスしており、アリバイづくりも巧妙だ。「ずっと寝ていたので、知りませんよぉ?」
犯人はルパンだろう、と推測されたが、真犯人はフジコだった。なぜわかったか?それはフジコが部屋から一歩も出てこないのである。具合が悪いのかと思ったけれど、よく考えたら、耳栓事件の後だったので、怒られると思って部屋から出てこなかったのだった。
ルパンは犯人扱いされて損だ。しかし、過去の行動から、そう思われるのであって、身から出たサビとも言えよう。
耳栓事件については、現行犯でなければ逮捕できない為、断念。怒られないことがわかったフジコは、ご主人の部屋にやってきて、そっと引き出しの前で張っていた。また、フジコはいつかやる。そう確信した。