鼻の頭に黒いなんかが浮き出てる。
今度、病院に行ったら見てもらおう。
ごしごしすると、取れるんだけど、何だろう?シミ?
病院で聞いてきた。
どうやら角質のようなモノらしい。
水分が足りてないことで、鼻が乾燥して鼻のあたまが黒くなってしまったよう。
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鼻の頭が黒くシミのような、かさぶたのようなものができていたら、まずは飲んでいる水の量が少なくないか確認してみて下さい。
オシッコの量が少なければ水を飲む量が少ないと思います。
水分を充分に飲んでないようであれば、水を飲む工夫をする(お湯をあげたり、他の場所にも水飲み場を用意してみる)か、シリンジで強制的にしばらくあげてみて経過を見るといいかもしれないけど、動物病院で相談するのが望ましいです。
トムさんの場合は後に
甲状腺機能亢進症と診断され、鼻の黒いシミはその症状のあらわれのひとつだったと思われます。
トムさんは水分をものすごく摂っています。
しかし、お水を飲んでも飲んでも、末端にまで水分が行きわたらないのです。
お水をよく飲んでいるようであれば、甲状腺機能亢進症の検査を受けると良いかもしれません。
10歳以上の猫に多くみられる病気です。
また耳を触って熱くないか確認してください。
発熱していると鼻が乾きやすいようです。
発熱は何かの病気のサインの可能性があります。
トムさんは甲状腺機能亢進症や猫エイズの影響で熱が出ます。熱があったり、無かったりします。
耳を一度触って安心するのではなく、朝晩、もしくは数時間おきに熱が出てないか念の為確認すると良いと思います。
これは怪しいと思ったら、病院に連れて行って検温と血液検査(白血病、HIV、甲状腺機能亢進症など)をしてもらうことをおすすめします。
これらは普通の血液検査ではわかりませんので、お医者さんに直接相談してみてください。
トムさんは甲状腺機能亢進症とわかる前まで「血液検査の結果、特に問題はない」という診断がでていましたが、甲状腺機能亢進症が通常の血液検査に含まれてないとか、知らなかったので、血液検査で何とも無いし健康だ、と思っていました。
トムさんの頃より、甲状腺機能亢進症は周知されてきたので老猫の場合は、疑われることも多いかと思います。
検査費用がそれなりにしますので、事前にどれくらいかかるか確認し、お財布と相談しながら行うといいと思います。
発見がはやければ、薬で症状を緩和することができ、長生きしてくれる可能性が高まります。